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第8回プレメディカルケア産業支援プロジェクトを開催しました

9月25日(水)長野県佐久合同庁舎にてプレメディカルケア産業支援プロジェクト(第8回)講演会・ワークショップを開催しました。企業、医療・介護機関、自治体などから多くの方に参加いただき、計36名での開催となりました。

まず、(株)rimOnO 代表取締役社長 伊藤慎介様より、「rimOnOの取組みを参考に 佐久市の移動課題の解決に向けて 何に取り組むべきか?」と題してご講演いただきました。最初に、超小型電気自動車rimOnOの開発を通して感じられた真のオープンイノベーション、MaaSの台頭とその背景をご説明いただき、次に、モビリティサービスが街づくりを変え、自動車優先から歩行者優先へと転換が進むことを分かりやすくお話いただきました。最後に、モビリティサービスに関する制度的な課題を踏まえ、佐久市における新しいモビリティの可能性について課題提起していただきました。ご講演資料はこちらからご覧ください。

続いて、佐久市のものづくり企業である、エムケーカシヤマ様、蓼北金属様、丸信製作所様パスカル様、協和様、マイクロコントロールシステムズ様、西軽精機様、吉田工業様から、自社が保有する技術についてご紹介いただきました。下線がある企業様は、技術紹介資料をご覧いただくことができます。

最後に、参加者が2つのグループに分かれ、「rimOnOのような小型モビリティにはどのような可能性があり、佐久市で使う場合にはどのような使い方がありうるか?」および「佐久のメーカーがrimOnOなどのモビリティを作る・走らせる・使うために協力できることは何か?」2つのテーマでワークショップを行いました。講師の伊藤様にも加わっていただき、毎回ご指導いただいている 日本大学芸術学部デザイン学科 佐藤教授、東京造形大学デザイン学科 中林教授、TEKO Design代表 柴田様など、デザイン専門家の方々のファシリテートで活発な議論が行われました。

  

アンケートでは、「断片的にしか知らなかったモビリティの現状を体系的に知ることができた」、「現在の自動車業界の抱える問題について考えるきっかけとなった」というご意見をいただくとともに、「課題が大きすぎて実際に参加メンバーで対応できる問題ではない」、「1時間程度でまとめるには大変なテーマであり、集中的に討議する場を設けても良いと思う」など、ご提案もいただきました。具体的な取組みにつなげるべく、今後の活動に生かしてまいります。