代表理事 中川 正人
佐久産業支援センターは、佐久市健康産業振興ビジョンに基づき、地域資源の強みを生かした産業の創出と育成を目的とし、連携強化による新たな活力の創出を目指して、佐久市、佐久商工会議所、臼田町商工会、佐久市望月商工会、浅科商工会、佐久市工場協会により設立されました。
各支援機関や学術機関などと連携しながら、佐久市の資源であり強みでもある医療・健康関連の新たな産業の創出と、新技術開発、生産性向上、人材育成、起業促進など、市場のニーズと企業のシーズを繋ぎ、地域産業発展のため各種支援や事業を積極的に展開します。
佐久市長 栁田 清二
人口減少時代に突入した今、佐久市が将来にわたって選ばれるまちとして活力を維持していくためには、多くの市民の雇用を創出している「ものづくり産業」や成長が期待される「ヘルスケア関連産業」の活性化が、必要不可欠であると考えております。
政府は、国内経済につきまして、海外経済の回復が続くもと、雇用・所得環境の改善が続き、経済の好循環が更に進展する中で、民需を中心とした景気回復が見込まれるとしておりますが、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響などもあり、市内経済におきましては、依然として厳しい状況が続くことが予想されます。
また、「第4次産業革命」とも呼ばれるIoTや人工知能(AI)、ロボットなどによる技術革新は、従来にないスピードで進行しており、これらの変化にも対応していかなければなりません。
こうした諸情勢に対応し、地域が持続的な発展を遂げるため、佐久市では、平成29年3月に平成38年度までを計画期間とする「佐久市健康長寿産業振興ビジョン」を策定し、「健康長寿」という地域の強みを生かしたヘルスケア関連分野における新たな産業の創出や地域産業全体の活性化を推進するため、支援機関の設置及びその具体的機能等について、関係の皆様とともに検討を進めてまいりました。
そしてこの度、市内商工団体、工場協会との連携により、「一般社団法人佐久産業支援センター」を設立する運びとなりました。
今後は、本センターを中心に、関係機関・団体等と連携し、佐久市の産業振興に資する各種施策を展開してまいりますので、なお一層のご理解、ご協力をお願い申し上げます。
結びに、本センターの設立に当たり、ご意見等をいただいた企業や関係機関など、ご協力をいただいた多くの皆様にお礼を申し上げます。