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製造業の情熱が疾走! 「製造業対抗ミニ四駆大会 SAKUメッセ杯 ~魔改造のSAKU~」開催レポート ~エンジニア魂が火花を散らす。


開催概要


2025102日(木)・3日(金)、佐久市総合体育館で開催された「SAKUメッセ2025」にて、地域製造業14社が参加する白熱のレースイベント「製造業対抗ミニ四駆大会 SAKUメッセ杯 ~魔改造のSAKU~」が開催されました。

本大会は、大阪万博でも話題を呼んだ「製造業対抗ミニ四駆大会 ザ・クラフターズカップ」を手掛けるザ・クラフターズ(大阪)の全面協力のもと、佐久市工場協会が後援し、SAKUメッセ実行委員会が主催したものです。


 


企画の目的


地方の製造業が抱える人手不足や若手離れの課題を背景に、本大会は以下の目的で企画されました。
・若手技術者が交流し、企業・地域の垣根を越えた連携を強化する
・小中学生に"憧れられる製造業"の姿を伝える
・技術者が本気で挑む姿を通じて、地域・企業のブランド価値を高める

エンジニアが真剣に取り組む「ものづくり×遊び」の融合イベントとして、地域の若手人材育成・技術交流・企業ブランディングの新たな形を提示しました。


レース参加企業


参加企業一覧(あいうえお順

 


大会ルールと構成

競技では、各企業が自社の技術や創意を活かした車体を開発し、「レース部門」「デザインコンテスト」「タイムアタック」の3部門で競いました。

出場条件として「自社で開発した要素を1つ以上搭載する」ことが義務づけられ、単なるスピード勝負ではなく、創造力・技術力・デザイン性を競う内容となりました。

使用コントローラーはザ・クラフターズ公式の「Bobby」。コースは仕掛け満載の特設サーキットで、操縦技術と冷静な判断が問われる設計。各社は夜遅くまでチューニングや解析を行い、現場では真剣そのものの表情が並びました。

 


大会スケジュール

102日(木)PM予選・タイムアタック
10
3日(金)PM:敗者復活戦・タイムアタック・決勝戦

1日目終了後、各社はレース結果を持ち帰り改善点を共有。2日目には改良版マシンを投入し、まさに"現場改善の速さ"を体現する戦いとなりました。

さらに2日目にはコースが再設計され、ドライバー泣かせのテクニカルコースへと進化。 より繊細な操作と集中力が試される展開に、会場の緊張感も一気に高まりました。 こうした"挑戦する者を飽きさせない仕掛け"こそ、まさに製造業の粋な演出です。

 


結果発表

優勝のセルコは、走行安定性と駆動効率のバランスに優れた設計で頂点を獲得。また、シナノはデザイン・技術両面で高い評価を受け、"技術の美しさ"を体現しました。

 


参加企業の声

「ミニ四駆を通して新しいコミュニケーションが生まれ、部署を超えて一体感が生まれました。」
「同じ課題を持って地域企業が競い合うことで、技術交流の輪が広がりました。」
2日間形式だったので、改善実践のプロセスを体験できたのが非常に良かったです。」

 


会場・観客の熱気

レースのたびに歓声が上がり、観客の中には息をのむ子どもたちの姿も。
また「来年はうちの会社も参加しようか」と展示会会場内各所で反響を呼んでいました。

SNS
でも「#魔改造のSAKU」のハッシュタグを中心に投稿が拡散し、参加企業や観客がそれぞれの視点から熱気を共有しました。

 


今後の展望

今回のイベントは非常に盛り上がり、地域内での製造業の新たな絆を感じた企画になりました。来年へのリベンジを誓ったチームも多かったと思うので、是非第二回、3回と実施できればと思っています。

今後は以下のような新展開を検討中です。
・佐久ならではのオリジナルコース(地形を活かした設計)
・高校・大学との連携チーム参加

地域の"製造業魂"を次世代へ継承するイベントとして、「魔改造のSAKU」は今後も進化を続けます

 


主催・協力

主催:SAKUメッセ実行委員会
後援:佐久市工場協会
協力:ザ・クラフターズ(大阪)
会場:佐久市総合体育館

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