一般社団法人 佐久産業支援センター(SOIC/ソイック)

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【体制】
 A社:本部長、次長、課長
 SOIC:SOICアドバイザー、ITコンサル人材、コスモテックブリッジ(IT女子)

【課題抽出】
現状ではEXCELで作成した生産管理シートを使用していましたが、担当社員が退職し、マクロの内容が不明となってしまいました。そのため、生産システム導入を検討していました。
本DX推進支援プログラムを良い機会と捉え、SOIC DX推進チームとD社で協力し、様々なアプローチで現場改善を図ることにしました。

まず、経営・管理職側の抱える課題をヒアリングしました。
次に、生産現場の作業者からの課題洗い出しを行うため、コスモテックブリッジ担当者をファシリテーターに、現場社員のみなさんと課題出しミーティングを行いました

■ 現場課題出しミーティング
・生産現場の社員のみなさんが、毎日の業務で感じる困りごと、理想形、願望、何でも良いので自由に意見を出していただきます
・意見は「否定しない」「他人の意見に乗る」「話の大小に限らない」など、ブレーンストーミング形式で行います。
・出された意見は、後に表にまとめます。項目ごとに、改善した場合の試算効果を定量化(金額算出)します。
・改善効果の大きさ、実現性の容易さ等、各課題の性質を分析し、DX計画を検討します。

【DX戦略】

①現状の生産工程において、物理的な作業工程の最適な状態(あるべき姿)を設定します。
関係者で「あるべき姿」の共有ができた後、そのために必要なデジタル活用と生産状況の「見える化」を行います。

②現状のITインフラ環境を活用し、動画マニュアルの作成と閲覧方法の整備を行います。

※動画マニュアル閲覧は、課題出しミーティングにて挙がった社員の共通課題です。

③課題出しミーティングに挙がった各種要望に対して、若手社員による「ちょこっと改善」を実施します。
作業者の身近な課題を少しずつでも改善する。またこれを若手社員が中心となって実施する過程で、社員全員による業務改善の意識向上を図ります

※改善のためにITが必要な方策に関しては、ITツールを検討します。

【今後の展開】

現場の若手社員も社内DX推進チームに加え、継続的に社員による自主的な業務改善(DX推進)に取り組みます

【他社・業界への波及】

生産工程の改善と見える化現場課題出しミーティングは、同様の製造業各社にも共通して有効な業務改善の手法です。
このノウハウを市内製造業のDX推進へ展開していきます。

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