【イベントレポート】獣害×耕作放棄地を若きアイデアで解決!「NEXT佐久アワード2026」大賞は佐久平総合技術高校『Team シカしか勝たん!』 2026:09:08:16:10:59
2026.09.08 【活動報告】
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2026年9月5日、佐久市総合体育館で開催された地域産業展示会「SAKUメッセ2026」の会場内にて、「NEXT佐久アワード2026」が開催されました。本イベントは、佐久地域および周辺地域の高校生が地元産業や地域の課題解決に向けたアイデアをプレゼンテーションするプロジェクト型アワードです。
今年の「SAKUメッセ2026」は、社会科見学参加者数が1,968人、企業・団体関係者数が587人、一般来場者数が1,328人の合計3,883人が来場し、昨年の3,433人と比較して450人の増加となる大盛況のイベントとなりました。
地域の「困った」を、君のアイデアで「変えよう」地域を元気にする7つのアイデアが集結

当日は、佐久地域および周辺の5校(野沢北、野沢南、佐久平総合技術、大日向中等教育、上田)から7チーム・計25名の生徒が登壇しました。今年からは観客がスマートフォンから直接投票できる「観客賞」も新設され、会場では観客が「いいね」と書かれたうちわを振って学生たちにエールを送るなど、温かく一体感のある雰囲気の中でプレゼンテーションが進行しました。
提案されたアイデアは、佐久鯉を使った新商品のビジネス実践、廃校を活用した全天候型の交流施設、耕作放棄地での鹿飼育による獣害対策、空き家再生のロールモデル構築、商店街での「センベロ」企画、小海線へのSuica導入による利便性向上、放置竹林を活用した竹の葉茶の開発など、若者ならではの柔軟で鋭い視点が光るものばかりでした。各チームは5分間の持ち時間で熱弁を振るい、井出庸生衆議院議員、白鳥敬日瑚SAKUメッセ実行委員長、高柳翔佐久青年会議所理事長ら3名の審査員との白熱した質疑応答に臨みました。
見事「大賞」に輝いたのは佐久平総合技術高校のチーム『シカしか勝たん!』

厳正なる審査の結果、栄えある「NEXT佐久アワード大賞」に輝いたのは、佐久平総合技術高等学校のチーム「シカしか勝たん!」です。 同チームは、農林業に甚大な被害を与えている鹿問題と耕作放棄地の増加に着目し、耕作放棄地に鹿を放って飼育する「野生を忘れる作戦」を提案。安全な捕獲装置の開発に向けて地元企業へ協力を呼びかけるなど、斬新な発想と行動力が高く評価されました。
また、その他の各賞は以下のチームが受賞しました。
・ 地域産業賞:野沢北高等学校「とびっくら。」(佐久鯉のおにぎり販売を通じたビジネス実践)
・ 地域活性化賞:上田高等学校「COMT」(小海線の一部駅へのSuica導入による東信地域の活性化)
・ 観客賞:大日向中等教育学校 後期課程(空き家コネクトプロジェクトによる移住促進と地域連携)
「気の利く人が世界を変える」次世代のリーダーたちへ



表彰式では、プレゼンターとして登壇した柳田清二佐久市長から「社会の大人たちが話していることを課題として捉える素晴らしい観察力がある。探究活動を通じて、自ら課題に気づき解決できる『気の利く人』が育っていく可能性を強く感じた」と熱い講評が送られました。 また、閉会にあたり、SAKUアワード実行委員長の樫山淳一氏(長野吉田工業株式会社)は「皆さんの豊かな発想で、この佐久地域を変え、そして世界を変えていってほしい」と参加した学生たちへ大きな期待を寄せました。
若者たちの情熱あふれるアイデアが、今後どのように地域社会や地元企業と連携し、社会実装されていくのか、確かな手応えと未来への希望を感じさせるアワードとなりました。
開催概要
・ 日時:2026年9月5日(土)10:00 - 12:00
・ 会場:佐久市総合体育館(「SAKUメッセ2026」会場内)
・ 審査員:井出 庸生 氏(衆議院議員)、白鳥 敬日瑚 氏(SAKUメッセ実行委員長)、高柳 翔 氏(公益社団法人佐久青年会議所 理事長)
・ プレゼンター:柳田 清二 氏(佐久市長)
NEXT佐久アワード2026 発表チームと提案内容(発表順)
1. 長野県野沢北高等学校「とびっくら。」 【地域産業賞】
(メンバー:美齊津 凜一、池田 広明、油井 柊磨)
- 発表タイトル:高校生×ビジネス×佐久鯉 ~地域課題をビジネスで解決する~
- 若者の佐久鯉消費量減少を課題とし、地元の特産品である佐久鯉を使った「おにぎり」を開発。実際にアンケートや企業へのヒアリングを行いながら販売を目指すビジネスの実践を発表しました。
2. 長野県野沢南高等学校「廃校再建クラブ」
(メンバー:高瀬 凛久、石川 倖大)
- 発表タイトル:廃校再建クラブ
- 廃校を活用し、若者や子どもから高齢者までが集える全天候型の遊び場や商業施設(雑貨店やカフェなど)として再利用することで、地域の賑わいを創出するアイデアを提案しました。
3. 長野県佐久平総合技術高等学校「Team シカしか勝たん!」 【NEXT佐久アワード大賞】
(メンバー:安原 楓、片井 萌々、橋詰 虹都、木内 琢登)
- 発表タイトル:新校×地域活性化 佐久平総合技術高校 Team シカしか勝たん!
- 鹿による深刻な農林被害と耕作放棄地の問題を掛け合わせ、耕作放棄地で鹿を飼育して除草に役立てる「野生を忘れる作戦」を考案。安全な捕獲装置の開発に向けた企業への協力要請も行いました。
4. 大日向中等教育学校 後期課程「大日向中等教育学校 後期課程」 【観客賞】
(メンバー:澤井 ひいろ、青木 楓、齋藤 結杏、豊田 新之助、柳澤 柊哉、山崎 啓、山田 海聖)
- 発表タイトル:空き家コネクトプロジェクト~ Re:createさくほ~
- 佐久穂町の空き家問題に着目し、移住希望者と地域をつなぐために、最初の壁となる「残置物処理」の負担などを自ら現場に入って検証。地域に根ざした空き家活用のロールモデルを探究しました。
5. 長野県野沢南高等学校「まりっそ」
(メンバー:岡部 凌汰、諸山 俊成、小山 聖永、金井 琉衣)
- 発表タイトル:佐久市を変えるproject ~住みたいと思う市にする!~
- 商店街の衰退と若者の流出を防ぐため、1000円で地元の名産おつまみとお酒を楽しめる「佐久ローカル商店街センベロ」イベントを企画。若者のUターン就職のきっかけづくりを目指しました。
6. 長野県上田高等学校「COMT」 【地域活性化賞】
(メンバー:、米川 銀河、山岸 航太朗、小山 広通)
- 発表タイトル:小海線のSuica導入で東信地域全体の利便性を向上させたい
- 小海線から上田駅への通学時の改札混雑を現場で調査。定期券の取り出しによるタイムロスを解消するため、主要4駅からの段階的なSuica導入を提言し、東信地域全体の回遊性向上を訴えました。
7. 長野県野沢北高等学校「Bamboos」
(メンバー:相川 慶仁、小林 颯介、高鹿 季哉)
- 発表タイトル:竹の葉茶で防ぐ竹林被害
- 放置竹林による土砂災害や生態系への影響を防ぐため、厄介者の竹の葉を「竹の葉茶」としてブランド化・ペットボトル飲料化するアイデアを発表。若者にも飲みやすいお茶の開発を通じた課題解決を提案しました。
■主催・協力
- 主催:SAKUアワード実行委員会(一般社団法人佐久産業支援センター・公益社団法人佐久青年会議所)
- 協力:SAKUメッセ2026実行委員会
